前回は私にとっての初めてのモーラム・アイドル"ピムパー"を紹介しましたが、今回は私にとって初めてのタイ・ロックスターを紹介します。
そうそう、この頁は基本的に新しいもんは紹介しませんからね。
今のところ、私的に当時を懐かしみつつ、また私的に感じた良きアジアの時代を知ってもらうのに見てもらえればと思っている程度ですので。
新しいのんは、また海外に行く金ができたときにでも考えます。
新しいのんは、また海外に行く金ができたときにでも考えます。
まぁまぁ、そんな良き時代に逢ったロックスター、それがFLY。
あれは、どこやったかいな…確かチャトチャックのマーケットにある小さいテープ屋で「タイで有名なロックバンドはあるか?」って訊いたところ、そこのおっちゃんがコレミヨガシにとFLYのアルバムを出して聴かせてくれたんですが、これがもうニルヴァーナまんまのリフ。
※セカンド6曲目に収録されてる「Dok An Chan」て曲。
当時は丁度グランジやらオルタナってジャンルが洋楽でもてはやされて、そろそろ廃れはじめた時期だっただけに、それはもう「う~け~るぅ~」だったのです。
要はネタ的意味合いでお買い上げしたバンドでしたが、帰国して改めて聴いていくとなかなかどうして、キャッチーなロック満載で、その後ヴォーカルのIdが脱退するまでの全作品を買うてしまうほどのファンになってしもたのです。
その中でも彼らの3rdアルバムに収められたこの曲は、タイトルも歌詞もかなりショッキングでした。
邦題タイトルは「農夫とコブラ」
なんでも、この歌詞はタイに伝わる逸話を題材にしたもんらしいのです。
内容は私もしっかりと把握はしとりませんが、大体こんな感じ。
~農夫がある日傷ついたコブラを発見し、それを自宅へ持ち帰り手厚く看病したとさ。
傷も癒え、元気になったコブラさんは世話んなった農夫にお礼を云うかと思いきや、噛み付き殺してしまう…~
なんともバッドエンドな内容なのです。
この逸話には、むやみに何でも信用しちゃあいけないよってな戒めの意味もあるとかないとか。
そんな歌を哀愁漂うロックに乗せるなんざ、さすが敬虔な仏教国タイならではなんかなと、ここからずるずるタイ音楽の魅力にとり憑かれてくわけなんでございます。
このFLY、というかメインヴォーカルを務めてたId、FLY脱退の要因となったのがよくある音楽性の違いなんですが、大体そんな場合ってベーシックなジャンルがロックであれば、その中で別の道へ進んでくことが定説なんですが、彼の場合ルークトゥン・シンガーへ転向してしまったんです。
そのへんもタイらしいといえば、タイらしい。
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